歯の定期検診

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

「お口の健康」を維持するためには、日々の口腔ケアに加えて定期検診がとても効果的です。

定期検診では、普段の歯磨きでは取れない歯石や着色の除去と、ブラッシング法の説明を行います。また初期の虫歯があればフッ素塗布、歯肉出血があれば洗浄・消毒するなどの早めの対処で悪化を防ぎます。

世界と日本の歯科受診状況

北欧(スウェーデンなど)や北米(アメリカ、カナダ)といった歯科先進国は予防歯科に重点を置いており、国民も定期検診は重要だと感じています。

定期的に歯科を受診する人の割合は、北欧で80%以上、北米では約60%です。これらに対して日本では約16%にとどまっており、ほとんどの方が症状が進行するまで歯科を受診しないという状況です。

80歳の残存歯数がスウェーデンで20本を超えているのに対し、日本は14本(2015年)です。このことは、定期検診の受診率と無関係ではないでしょう。

定期検診のメリット

定期検診を行うことの意義として

・早期発見と早期治療

・徹底的な口腔清掃とブラッシング指導

・予防処置    が挙げられます。

早期発見と早期治療

虫歯や歯周病は初期には症状がほとんどなく、気づくと進行してしまっていることがあります。虫歯が大きくなると歯を削る量が大きくなり、歯周病は進行すると健康な隣の歯の骨にまで影響します。

検診での早期発見により早めの治療が可能となり、治療期間と回数を少なくすることができます。痛くなる前の早期対応が大切です。

徹底的な口腔清掃とブラッシング指導

家庭での歯磨きでは、虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)は60%程度しか除去できないと言われています。歯ブラシが届きにくい部位は専用の器具を使って定期的に清掃することが必要です。

また、いつも磨けていない部位を確認し正しいブラッシング法を身につけることや、フロスや歯間ブラシの使い方を知ることも効果的です。

予防処置

フッ素は歯の表面のエナメル質を強化し、虫歯になりにくくする作用があります。虫歯の初期である白く濁った状態にも有効であり、繰り返し塗布することで透明な歯質に戻すことができます。

歯周病予防には歯石除去と洗浄が有効です。歯石はその本体は細菌のかたまりであり、除去することが歯周病予防につながります。

 

うえき歯科・矯正歯科では大体3か月から半年に一度の定期検診をお勧めしています。担当歯科衛生士が患者さん一人ひとりの状態に合わせた口腔清掃と説明をさせていただきます。

不調を感じる前に検診を受けることが「お口の健康」の維持にはとても有効です。

 

裏側矯正(舌側矯正)の歴史と進化

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

「矯正治療を始めたいけど目立つ装置は付けたくない」とお考えの方の選択肢として、裏側矯正(舌側矯正)があります。

今回は裏側矯正の歴史と進化についてご紹介したい思います。

裏側矯正の歴史

裏側矯正は1980年代に開発されました。しかし開発当初の装置は大型であったため違和感が強くて食事や発音がしにくいなどの問題点も多く、また術者にとっても操作性が良いとは言えない複雑な治療メカニクスであることから、日本はもとより世界でもあまり普及しませんでした。

 

その後、装置と治療メカニクスの研究が進み、2000年代には装置の小型化が進みました。私が初めて裏側から患者さんを治療したのは2006年で、患者さんはあまり違和感は無いとのことでしたが、ワイヤーの調節と装着が難しく一回の診療時間も約1時間かかっていました。

装置の進化

現在ではさらに操作性が向上し、ワイヤーを装着する手間を省き、なおかつ歯の負担を軽くするシステム(セルフライゲーションシステム)も加わりました。厚さはさらに薄くなり違和感がより小さくなりました。一回の診療時間と全体の治療期間が短縮され、治療結果も表側の装置と遜色ない治療法となっています。

矯正治療の中でもとりわけ知識と繊細な技術を要する治療であることから、私自身も装置の進化とともに知識と技術を更新していくことの重要性を感じています。

 

当院では、窓口や受付でお仕事をされる方をはじめ、学校の先生や学生さんなど、裏側からの矯正を希望される方が増えてきています。

裏側矯正の特徴についてはホームページ内にも記載しております。

うえき歯科・矯正歯科HP 舌側矯正

ブログ 裏側矯正(舌側矯正)の特徴

治療例はこちらをご覧ください。矯正治療例 舌側矯正

乳歯の早期治療

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

矯正治療には一期治療と二期治療があることを以前の記事でもご紹介しました。

今回は一期治療以前の、5歳以下の乳歯列期で行う早期治療についてご紹介したいと思います。

乳歯列期によくある質問

当院でも乳歯の歯並びが気になるとの相談を受けることがよくあります。その多くは、

・乳歯が少し斜めに生えてきた

・乳歯と乳歯の間が詰まっていてすき間が無く、永久歯の並びがどうなるか心配

・他院でレントゲンを撮られ、永久歯が不揃いに並んでいたため治療を勧められた

・乳歯のうちに治療を始めないととんでもないことになると言われた

というものです。

単なるスペース不足の場合は経過観察することがほとんどです。混合歯列期に向かうにつれ、ご自身の顎の成長により歯並びが改善する可能性もあります。

乳歯列期にレントゲンを撮っても永久歯の幅は大きく歪んで写ることが多く、その大きさのまま歯が生えてくるわけではありませんし、タイミングも様々なので不揃いに見えるのが普通です。

乳歯列期で矯正治療を考えるのはどんな歯並び?

乳歯の早期治療を検討するのは次のような状態です。

①重度の反対咬合(受け口)

②重度の過蓋咬合(深いかみ合わせ)

③臼歯部の交叉咬合(奥歯のずれ)

その他、不良習癖が歯ならびに著しく影響している場合 などです。%e6%97%a9%e6%9c%9f%e6%b2%bb%e7%99%82

これらの歯並びは夜間のみ装着していただく装置によって状態を軽減させることができ、のちに行う一期治療を短縮できる可能性があります。

もちろん無理には勧めず、お子様にモチベーションがあり装置を使用していただける場合に限って治療を行います。

早期治療の開始はお子様に合わせて

早期治療を行わないからといって手遅れになることはなく、一期治療をしっかり行えば正常な咬み合わせを獲得できます。

5歳以下のお子様に対する治療は、本当に治療を行うべき時期までやる気を維持するためにも、開始時期の見極めが大切です。

お子様が早期治療を行うべきかどうかわからないときは、矯正歯科で治療の意義について詳しくお話しを聞かれるのが良いと思います。

 

6歳以降の治療についてはこちらの記事をご覧ください

矯正治療を始める時期(一期治療と二期治療)

矯正の認定医とは

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

矯正の認定医って何ですか?という質問を受けることがあります。

矯正認定医とは一般的に学会の認定医をさします。

学会の認定医

矯正歯科の分野には多くの学会(団体)があります。学会は歯科矯正学の発展や矯正治療の質の向上などを理念としており、その一環として、いくつかの学会では認定医制度を設けています。

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患者さんにとって、認定医かどうかは矯正歯科を選ぶ上での一つの判断材料にはなると思います。

ただし学会によって歴史や規模、会員数が全く異なるため、認定医審査も様々です。指導医の下での臨床経験や症例数が必要で、論文発表や症例報告が義務づけられている学会もありますし、研修を受ければ認定される小規模な学会もあります。

商品、装置の認定医

近年、商品名や装置名のついた認定医(認定ドクター)という言葉をよく聞くようになりました。

「(矯正材料の商品名)認定医」 とか
「(マウスピース等の装置名)認定ドクター」というものです。
これらは矯正の商品や装置を扱いたいとき、メーカーが行う講習会に参加すれば使用を許可(認定)されるというものです。

何の認定医かで意味合いが異なる

以上をまとめると、

矯正歯科学会認定医は(学会の審査基準によるが)矯正専門の臨床経験があり一定の治療水準を満たしていることの目安となるもの

商品の認定医はその商品の講習会に参加し使用を許可されたことを示すもの

ということになると思います。

以上、矯正認定医についてでした。

認定医、審査基準などの詳しい情報は各学会のホームページから見ることができます。

日本矯正歯科学会認定医についてはこちらをご覧ください。

日本矯正歯科学会認定医

広島大学病院

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

先日、広島へ行ったついでに広島大学病院へ立ち寄りました。

広大病院に来たのはおよそ7年ぶりです。

大学院の4年間とその後4年間こちらに通いました。

右手には、当時工事中だった外来棟がそびえ建っています。現在は医科と歯科が連携し、同じ外来棟で診療しているそうです。

この外来棟が建つ以前、矯正歯科を含む歯科外来は長い渡り廊下の左手の建物にありました。

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渡り廊下ができたのは4年目くらいの頃だったと思いますが、渡った先にスターバックスができ、診療終わりによく買いに行っていました。

それから旧歯科外来の裏にあるのが歯科研究棟、こちらは当時と変わらずです。

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矯正歯科の研究室と医局は、おそらく今もこの建物の8階です。

新人研修に始まり、患者さんの診断分析、研究、学位論文の作成、それから歓送迎会などなど、、恩師の先生をはじめ先輩方や同期、後輩達と多くの時間を過ごしました。

矯正歯科を学んだ、私の原点と言える場所です。

矯正治療を始める時期(一期治療と二期治療)

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は矯正治療を始める時期についてお話ししたいと思います。

矯正治療は早い時期に始めたからといって早く良くなるわけではなく、顎骨や歯の成長状態に応じた治療を行う必要があります。

子供の矯正治療は大きく二つの治療段階に分けられます。

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一期治療

一期治療は混合歯列期(6歳~12歳頃)、つまり乳歯と永久歯が混在している時期に行う治療です。冒頭の写真のような取り外しの装置を使うことが多いです。

一期治療では、成長段階にある顎骨の成長をコントロールすることができます。顎骨の位置や大きさが原因で出っ歯や受け口になっている場合、顎骨の成長を抑制あるいは促進することでこれらを改善します。

指しゃぶりなどの習癖が歯並びに影響しているときには、習癖を取り除くことで自然な顔面の成長と歯並びを獲得します。

また、顎の横幅が狭く永久歯が生えるためのスペースが足りない場合は、顎骨の拡大を行います。ただしガタガタが軽度であれば、顎の成長によって自然に改善する可能性もあるため経過観察をすることもあります。

二期治療

二期治療は永久歯列が完成してから(12歳頃~)行う治療です。

二期治療では、一本一本の歯を正常な角度にし、良い位置に配列することで正しい咬み合わせを作ります。

一期治療を行うことによって満足のいく歯並びとなり、二期治療を行う必要がなくなるのが理想的ですが、早く治療を開始しても顎骨の成長や永久歯への交換によって歯並びが変化する可能性もあり、逆に治療期間が長引いてしまうこともあります。したがって、永久歯がどのように並ぶかを見据えたうえでの治療が有効です。

矯正治療はコンパクトに

矯正治療はむし歯などの治療に比べて治療期間が長いです。お子様に余分なストレスを与えることなく治療をコンパクトに行うことが大事であり、そのための適切な診断を行うことは矯正歯科医の義務であると考えています。

一期治療の前段階の、乳歯の早期治療についての記事もご覧ください。

 

ブログを始めました

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

ホームページのスマートフォン対応化に伴い、ブログを開設しました。

当院のより詳しい情報や歯に関する記事、学会参加の様子、許可をいただいた矯正患者さんの治療結果など、幅広くお伝えしたいと考えています。