保定装置の種類

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は保定装置の種類についてご紹介したいと思います。

保定とは、矯正治療によって移動した歯をその場所にとどめておくことであり、そのために用いるのが保定装置(リテーナー)です。

保定装置には固定式と可撤式(取り外し可能なもの)があります。

固定式保定装置

名前のとおり、歯の裏に直接接着材で固定する装置です。

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歯の後戻りは左右犬歯間の幅を維持していれば防ぐことができる という考えから、犬歯から犬歯までの6歯に沿わせて曲げた保定用ワイヤーを、舌側から1歯ずつ接着材で固定します。

ボンディッドリンガルリテーナーとも呼びます。

患者さんの協力に関わらず保定効果が得られますが、口腔清掃には注意が必要です。

可撤式保定装置

患者さんが取り外し可能な装置です。このため口腔清掃や装置自体の清掃は非常に簡単です。

一方、患者さんの協力が得られない場合は効果を得ることができず、また装置の紛失や破損が起こるという欠点もあります。

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写真は可撤式保定装置です。
上2つはプレートタイプであり、プラスチックとワイヤーで歯を保持します。

舌突出の癖がある患者さんでは、右上のようにワイヤーの柵を埋め込むこともあります。

下はマウスピースタイプで、歯の咬合面を透明のプラスチックで覆います。

固定式と可撤式の使い分け

どんなときにどの保定装置を用いるかは術者によって異なります。

患者さんによっても異なりますが、当院では基本的には固定式、可撤式の保定装置をどちらも作成し、可撤式は夜間のみ使用していただいています。

固定式保定装置は約5年装着し、可撤式保定装置は動的治療終了直後には毎日使用していただき、期間が経過するにつれて使用頻度を減らしていきます。

 

以上、保定装置の種類についてお話ししました。

保定については以下の記事をご覧ください。

保定

 

 

保定

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は矯正治療における保定についてお話ししたいと思います。

保定とは

保定とは、矯正治療によって移動させた歯や顎をその位置と状態で長期間保持し、安定させる処置のことをいいます。

矯正治療では、顎骨や歯周組織が形を変えることで歯が移動していきます。この変化に周囲の組織が適応するためには一定の期間を必要であり、矯正歯科治療で動かした歯はまた元の位置に戻ろうとします。

この「後戻り」を防止することは、動的治療にもまして重要といえます。

保定装置の種類

保定装置には、歯に直接固定する固定式保定装置と、患者さんが取り外しできる可撤式(かてつしき)保定装置があります。

保定期間

何年保定すればもう大丈夫、と一律に言うのは困難です。不正咬合の原因や種類、歯並びの程度、歯を動かした期間、治療方法、治療終了時の状態などに加えて、咬合が安定するための重要な条件である支持組織の状態に個人差があるためです。

このため、保定期間については様々な考えがありますが、当院では5年経過すれば安定したとみなして固定式保定装置を終了し、あとは可撤式保定装置を時々装着してもらうということが多いです。

いずれにしても、動かした位置に永久的に安定させることは保証できないという考えからすると、保定装置を外したら治療終了ではなく、自然保定の開始という姿勢で長期間管理することが必要であると思われます。

保定についてお話ししました。

保定装置の種類については以下をご覧ください。

保定装置の種類

歯周病と糖尿病

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は歯周病と糖尿病についてお話したいと思います。

歯周病と糖尿病

糖尿病は、食べ物から分解された糖が体内に吸収されにくくなり、血液中の糖(血糖値)が高くなる病気です。

高血糖状態が続くと白血球の機能が低下し身体の抵抗力が弱くなり、心臓病、腎臓病、失明などの合併症を引き起こします。

歯周病も合併症のうちのひとつです。

糖尿病にかかると、口の乾燥や喉の渇きがあったり、独特な口臭、傷が治癒しにくい、炎症がおさまりにくいという、口の中に関係した症状がみられることもあります。

糖尿病が歯周病に及ぼす影響

糖尿病の人は、そうでない人に比べて歯周病の進行が早く、重症化しやすく、治りにくくなります。

これは抵抗力の低下に加え、唾液分泌が低下することで歯周病原菌が増加するためです。

また、糖化タンパクが誘因となって歯周病の悪化を促進すると考えられています。

歯周病が糖尿病に及ぼす影響

歯周病によって現れる炎症性物質(サイトカイン)が血糖を下げるホルモンであるインスリンの働きを妨げ、糖尿病を悪化させる可能性が示されています。

したがって、糖尿病をもつ歯周病患者に歯周治療を行うと、歯周組織で分泌されるサイトカイン量が減少し、血糖値が改善されると考えられています。

実際に、糖尿病を持つ歯周病患者に歯周治療を行ったことで血糖値が改善したという報告が多くあります。

 

このように、歯周病と糖尿病には深く関係があることが分かってきました。

糖尿病の初期段階では自覚症状が無く、気がつかないこともあります。

普段の口腔ケアを徹底することで糖尿病の進行を防ぐことにもつながると考えられます。

歯周病と糖尿病の関係についてでした。

歯周病と各疾患についてはこちらをご覧ください。

歯周病と全身疾患

歯周病と狭心症・心筋梗塞・脳梗塞

舌と味覚

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は舌と味覚についてお話ししたいと思います。

舌と味覚

舌にはたくさんの役割がありますが、食べたものの味を感じ取る味覚器としての役割もそのひとつです。

舌の表面には多数の舌乳頭(ぜつにゅうとう)と呼ばれる突起状の組織があります。

味を感じる味蕾(みらい)は味細胞の集まりで大部分は舌乳頭に存在し、あとは軟口蓋、口蓋垂、咽頭にも分布しています。

味覚には5つの基本味(甘み・塩み・酸み・苦み・うまみ)があり、これらを味細胞は別々に感知して複雑に組み合わさせ、その情報を味神経を介して大脳味覚中枢へ伝達することで、様々な食べ物の味を感じます。

味神経の属する神経は、舌の前1/3は顔面神経、後ろ2/3は舌因神経、軟口蓋など喉の大部分は迷走神経にそれぞれ支配されています。

 

舌と味覚についてお話ししました。

舌についての他の記事はこちらをご覧ください。

舌の役割と摂食・嚥下について