パラタルアーチ

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は矯正治療で用いるパラタルアーチについてお話しします。

パラタルアーチとは

パラタルアーチは混合歯列期にも成人矯正にも使用される、固定式の装置です。

左右の上顎大臼歯にバンドを被せ、アーチ状に曲げたワイヤーで口蓋部に橋渡しをするという、非常にシンプルな装置です。

パラタルとは、口蓋(部)の という意味です。

パラタルアーチの役割

パラタルアーチの役割は ①遠心回転 ②拡大 ③トルク調整 ④固定源 です。

①遠心回転 大臼歯を奥の方向(遠心方向)に回転させます。スペースを確保でき、歯列がV字型になるのを防いでかみ合わせを安定させることができます。

②拡大 大臼歯間の幅径が狭いときには拡大します。成人矯正でも数mmの効果が期待できる場合があります。(上顎における大臼歯の位置に依ります)。

③トルク調整 大臼歯の頬舌方向の角度を調整します。表につけるアーチワイヤーでも可能ではありますが、パラタルアーチのほうがより確実に調整できます。

④固定源 成人矯正で小臼歯を抜歯する場合では、大臼歯が手前に動いてしまうことがあるため、左右の大臼歯をパラタルアーチで加強固定することによってこれを防ぎます。

このように、パラタルアーチは多くの役割を持っており、正確な大臼歯のかみ合わせを作るために非常に有効な装置です。使用するかどうかは歯列の状態を分析して決定します。

 

パラタルアーチは患者さんごとの口蓋部の形に合わせて作成します。

装着した時にはどうしても違和感やしゃべりにくさがありますが、ほとんどの方は慣れると問題なく使用していただけます。

 

パラタルアーチについてご紹介しました。

デンタルフロス

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回はデンタルフロスについてご紹介します。

デンタルフロスとはいわゆる糸ようじのことで、歯と歯の間の歯垢を除去するための道具です。適当な長さに切って使う「糸巻きタイプ」と持ち手の付いた「ホルダータイプ」があります。

デンタルフロスの使い方

歯と歯の間に当て、横に動かしながら糸ノコで切るように、歯間部に入れていきます。歯肉に少し隠れるほど入れ、上下に動かして歯垢を取り除きます。取り出すときは入れるときと同様、横に動かしながら抜きます。

勢いよく入れてしまうと歯肉を傷つけることがありますので注意しましょう。

デンタルフロスの使用頻度

一日1回から週に2、3回くらいをおすすめします。歯垢は2〜3日すると落ちにくくなるためです。

使用し過ぎると歯や歯肉を傷つけてしまうことがありますので、毎食後の使用は控えたほうが良いでしょう。

就寝前、歯ブラシで磨いた後にフロスで仕上げをするのが最も効果的です。

デンタルフロスの意義

歯と歯の間は歯垢がたまる部位であり、むし歯の好発部位でもあります。フロスは歯ブラシの届きにくい歯間部の歯垢を除去し、むし歯を予防します。

歯肉炎、歯周病や口臭の予防にもなります。 

フロスが引っかかる部位や切れやすい部位では、初期のむし歯があったり詰め物が不適合である可能性もあり、むし歯の早期発見にもつながります。

子供も使用できる?

乳歯列期のお子様は歯と歯の間が狭く、汚れが挟まったまま取れないことがよくあります。進行の早い乳歯のむし歯を防ぐため、お子様にも時々使用することをお勧めします。ただし、お子様自身が行うのではなく大人の方が行うようにしてください。

 

デンタルフロスの使い始めは、歯垢がたまっていたことによる歯肉の炎症で出血することがありますが、すぐに収まります。なかなか出血が収まらない時には他の原因も考えられますので、歯科を受診しましょう。

デンタルフロスについてご紹介しました。

矯正歯科の歴史と抜歯論争

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は矯正歯科の歴史と抜歯論争についてご紹介したいと思います。

アングルの非抜歯理論

近代矯正学の父と言われるアメリカのアングル(Angle)は、1900年代初めに歯科矯正学を一つの専門分野として確立しました。

アングルは研究成果や治療例を紹介した教科書を7回出版しており、第6版までには抜歯症例が多く紹介され、重度の上顎前突では抜歯を奨めていました。ところが突然、矯正治療における便宜的な抜歯を否定するようになり、第7版では抜歯という項目がなくなってしまいました。

「歯の全てを使って正しい咬合が得られるように歯を配列すれば、最も美しく調和した顔の審美性も得られる」という非抜歯理論に、アングルは最終的にたどり着いたのでした。

抜歯か非抜歯か

学問上の宿敵ともいえるケース(Case)は「矯正治療における抜歯問題への疑問」という論文を発表します。世にいう「1911年の抜歯論争」です。多勢のアングル学派に対し、孤立無援のケースは決して頑固な抜歯論者ではなく「咬合異常の原因についての慎重な検討の結果によれば、抜歯もまたやむを得ない場合もある」という冷静な論調でした。今日の私達からするとケースの方が当然まともな意見なのですが、当時はアングルの方が正しいとされていました。

アングルは、非抜歯理論を確実に実現させるためには、歯を傾けるような動かし方ではなく、平行移動するメカニズムが必要だと考え、研究を重ねた末、1926年にエッジワイズ法を考案しました。

抜歯への回帰

アングルの没後、多くの矯正歯科医が、エッジワイズ法でいかに完璧に治療を行っても、高頻度の後戻りと顔貌の悪化(口元の突出)に悩まされるようになり、そもそも非抜歯という治療方針そのものに無理があるのではないかと考えるようになりました。

アングルの最後の弟子の一人であり一番弟子であったツイード(Tweed)は、1940年に「抜歯による矯正の再治療100症例」というタイトルの発表を、なんとアングル学派の学会で発表しました。非抜歯治療に限界を感じ、抜歯による再治療を密かに行っていたのです。同門の長老ストラング(Strang)は激怒しましたが、講演前に症例の模型を見て、あまりにも綺麗な仕上がりの数々に度肝を抜かれました。講演後、罵声を浴びせられるツイードをストラングは擁護したといいます。ほどなくして、ストラングをはじめとする多くの矯正医は、競ってツイードのいるアリゾナへと出向きました。

それでもなお非抜歯理論が優勢であったのは、アングル夫人が矯正歯科会に君臨していたからだと言われており、1957年にそのアングル夫人が亡くなると、雪崩を打ったように抜歯論へと転向していきました。

エッジワイズ法の完成

ツイードは、抜歯治療を行いながらも恩師アングルの2つの遺訓を守りました。

1つは矯正歯科専門医性制度の確立でした。州議会で症例を議員たちに見せながら説得にあたり、全米で最初の「矯正歯科専門医」となっています。ツイードは単なる異端児ではありませんでした。

もう1つはエッジワイズ法の完成です。恩師アングルのエッジワイズ法は、その論敵であったケースの”熟慮の結果ならば抜歯もまたやむを得ない”という考え方によって初めて正しい治療として完成させることができたのです。

アングルが考案しツイードが完成させたエッジワイズ法は、現在でも広く愛用されています。

矯正治療の現在

現在においては抜歯もやむなしという矯正歯科医が大半なのですが、それでも「全体に抜かない」という考え方もあり、世間や矯正歯科学会を惑わしています。矯正治療では、抜歯も非抜歯もどちらも必要であり、いずれかの意見に固執することは「どちらも間違い」と言わざるを得ません。

ローフリクションシステム、矯正用アンカースクリューなどの開発によって治療法の多様化が進み、非抜歯での治療が可能な症例も増えているといわれています。しかしその一方で、非抜歯が原因での上下顎前突による口元の突出や、拡大床装置によって物が噛めなくなったなどの失敗症例の報告も後を絶ちません。

「抜くべき歯を抜かないのは、抜いてはならない歯を抜くのと同じである」というケースの言葉には、時代を超えて今なお重い響きがあります。

 

長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

参考文献

日本歯科評論779号/福原達郎:歯科矯正学入門  など

アクチベーター

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は機能的矯正装置のアクチベーターについてご紹介します。

機能的矯正装置とは

機能的矯正装置は主に成長期の患者さんに使用する装置です。

咬み合わせや口腔周囲筋の機能環境を整えることで顎の成長をコントロールし、より自然な成長に近づける矯正装置です。

機能的矯正装置の多くは取り外し式(可撤式)であり、原則として夜間のみ使用します。

アクチベーターの適応症と効果

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アクチベーターは機能的矯正装置の代表的なものの1つです。レジン(プラスチック)と金属の誘導線からできており、患者さんの歯型から作成する取り外し式の装置です。

上顎前突、過蓋咬合、交差咬合など多くの不正咬合で用いられますが、特に下顎の成長が小さい上顎前突やかみ合わせの深い過蓋咬合には大きな治療効果が期待できます。

使用できる時期は、下顎前歯が永久歯になるころ(7~8歳)から、永久歯列完成まで(11~13歳)の混合歯列期です。夜間寝るときに装着して使用します。

 

効果としては、①下顎の成長を促進する ②上顎前歯の舌側への傾斜と空隙閉鎖 ③前歯のかみ合わせを浅くする ④歯列幅径の拡大 といった多様な効果があります。

装置の調整は、1~2か月に一度の頻度でレジン部を削ったり誘導線を調整したりします。

 

お子様自身でも着脱可能であり、痛みや違和感も少ない装置です。

アクチベーターを用いた治療例もご覧ください。治療例-成長期の上顎前突

矯正装置の種類(永久歯列)

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は、永久歯の矯正治療で用いる矯正装置の種類についてご紹介したいと思います。

矯正装置の種類

永久歯の矯正治療では主に3種類の装置から選んで使用します。

①表側のブラケット(プラスチック、セラミック)

②裏側のブラケット(リンガルブラケット)

③マウスピース矯正

歯の一本一本につける矯正装置をブラケットといいます。

歯の表側につけるブラケットはプラスチックかセラミックのどちらかを選んでいただけます。

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写真では、上の歯に セラミックブラケットとホワイトワイヤー、

下の歯に プラスチックブラケットと金属ワイヤーがついています。

 

表側のブラケット以外では、裏側につけるリンガルブラケット(舌側矯正)、あるいはブラケットを使わないマウスピース矯正も選択できます。

それぞれの特徴についてみていきましょう。

プラスチックブラケット

プラスチックブラケットには、ワイヤーが通る「スロット」と呼ばれる溝の部分に金属が使われています。スロットがプラスチックだと、ワイヤーとの摩擦が生じ、ワイヤーのすべりが悪くなって歯の動きが妨げられるためです。

プラスチックは透明性があり歯の色を通すのですが、スロットが金属であるため多少目立つかもしれません。

また、大臼歯の移動には他の歯よりも大きな力が必要なため、大臼歯部にはそれに耐えうる金属ブラケットを使用します。

セラミックブラケット

セラミックブラケットはスロットも全てセラミックです。ワイヤーのすべりを良くするためにスロットには特殊な加工がなされています。

ブラケットと歯の色がフィットしていれば一目見ただけでは分からないくらい目立たない装置です。当院では乳白色、濃白色、淡い茶色から歯に近い色を選んでいただけます。

プラスチックの場合と同様、大臼歯部には金属ブラケットを使用します。

 

プラスチックとセラミックの違いは、見た目の違いだけであり、どちらのほうが歯が動きやすいとか違和感が少ないといった、治療の進めやすさにおける違いはありません。

リンガルブラケット

リンガルブラケットの最大の特徴は、歯の裏側につけるため他人から全く見えないことです。上だけ裏側につけるハーフリンガルも可能です。

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詳しい特徴についてはこちらをご覧下さい。

裏側矯正(舌側矯正)の特徴

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、歯型から作ったマウスピースを装着することで少しずつ歯を動かす治療です。

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歯の動きに伴い、数種類〜数十種類のマウスピースを、1〜2週間単位で取り換えていきます。基本的に、食事以外の時間は常に装着していただきます。

歯ならびの状態によってはマウスピース矯正では治療が難しい場合があります。

 

以上のことを参考にされ、当院に来院の際には各装置をぜひ手に取って見て、どの装置にするかを考えていただければと思います。

矯正装置の種類についてお話ししました。

歯周病と狭心症・心筋梗塞・脳梗塞

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は歯周病と狭心症・心筋梗塞・脳梗塞との関係についてお話ししたいと思います。

狭心症・心筋梗塞・脳梗塞とは

狭心症は、胸の痛みや圧迫感などの症状を起こす病気です。心臓の冠動脈の内壁が狭くなることによって動脈硬化が起こり、心筋に十分な血流・酸素が送られなくなります。

動脈硬化によって狭心症が進むと、心筋細胞は壊死し心筋梗塞へと進展します。心筋梗塞は激しい痛みや心臓の停止を起こすことがあります。

同様の血管狭窄が脳の血管で起こるのが脳梗塞です。脳の血管が詰まったり、頸動脈や心臓からの血の塊や脂肪性沈着物が脳血管で詰まる病気です。

いずれの疾患も命に関わる重篤な病気です。これらの疾患の原因となる動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、歯周病原菌も関与していることが明らかになってきました。

歯周病原菌と動脈硬化

口の中の歯周病原菌やその病原因子などは、口の中の毛細血管から血管内に入り込み、動脈硬化を促進させるように作用すると考えられています。

(作用機序については諸説あり①血管内壁に直接作用する②血栓を作る③免疫を乱す   など)

実際に動脈硬化(アテローム性動脈硬化症)を起こした人のうち、中程度以上の歯周病(歯周ポケット4mm以上)の人では、約3割の人の冠動脈内壁から歯周病原菌が見つかっています。

 

現在、歯周病原菌が動脈硬化を発生させるとまでは考えられていませんが、動脈硬化を進行させる要因となることは示されています。

重度の歯周病の人はそうでない人の約1.6倍心筋梗塞になりやすく2.8倍脳梗塞になりやすいと言われています。

歯周病は放っておかずにしっかりと治療を行いましょう。

歯周病と全身疾患の関係については以下をご覧ください。

歯周病と全身疾患

歯周病と糖尿病

 

歯周病と全身疾患

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

近年の研究で、歯周病は様々な全身疾患と関わりがあることが明らかになってきています。

今回は、歯周病が全身に及ぼす影響と、歯周病を悪化させる因子について挙げたいと思います。

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歯周病が全身に及ぼす影響

歯周病は狭心症心筋梗塞脳梗塞といった動脈硬化が原因となる病気や、心内膜炎糖尿病関節炎・腎炎誤嚥性肺炎早産・低体重児出産などの病気を引き起こすと言われています。

歯周病を悪化させる因子として、糖尿病骨粗鬆症などがあります。歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼすことがわかってきました。

喫煙肥満といった生活習慣も歯周病を悪化させる要因となります。

 

それぞれの疾患については以下をご覧下さい。

歯周病と狭心症・心筋梗塞・脳梗塞

歯周病と糖尿病

 

 

 

日本矯正歯科学会大会(徳島)

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今日は日本矯正歯科学会大会の最終日に参加してきました。

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臨床セミナーでは、様々な手法でのアプローチと術後安定性についての考察を聴き、

症例展示では、重鎮の先生方の症例を見ることができ、学びの多い一日になりました。

また、歯科材料を扱う商社の展示や、大学院時代の同期や先輩後輩との情報交換も非常に有意義でした。

明日からの診療に役立てたいと思います。

矯正治療例-成長期の上顎前突

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

許可をいただいた患者さんの治療例をご紹介します。

症例

11歳男子。上の前歯が出ていることを主訴に来院されました。

乳歯は全て永久歯に生え変わっていました。かみ合わせが深く、咬み合わせたときに下の前歯は上の歯ぐきに当たっていました。

レントゲン検査の結果、上顎骨の位置と大きさは標準的でした。下顎骨はやや小さく、後方に位置しており、顎が引けている状態でした。

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治療方針と治療結果

まだ成長期のピークを迎えておらず、下顎骨の前方への成長が見込まれることから、取り外しの装置(機能的矯正装置;アクチベーター)によって下顎骨の成長促進を行うと同時に、かみ合わせを浅くすることにしました。

装置は夜間のみ使用してもらいました。治療期間は一年半でした。

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かみ合わせは浅くなり、深く噛み込んでいた下顎前歯は標準的な位置へと改善しました。

下顎骨が成長したことによって出っ歯は改善され、良好な横顔になりました。

本人、ご両親とも仕上げのブラケット治療は希望されず、取り外しの装置だけで矯正治療を終了しました。

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深いかみ合わせの弊害

下顎骨の成長する時期は、身長が大きく伸びる時期とリンクしており、だいたい11歳から14歳頃に大きく成長します。

この時期に、かみ合わせが深いことなどにより顎の動きが抑制されると、下顎骨の成長が阻害され十分な成長が遂げられなくなってしまうことがあります。

この患者さんでは臼歯を伸ばす(挺出させる)ことによって前歯のかみ合わせを浅くし、下顎骨を本来成長するべき位置まで前方誘導することができました。

かみ合わせが深い成長期の上顎前突症例には、機能的矯正装置が有効です。

 

当院の治療例はホームページ内にも掲載しています。是非ご覧ください。

うえき歯科・矯正歯科 治療例

むし歯の三大要因と予防

岡山市のうえき歯科・矯正歯科です。

今回は、むし歯の三大要因からみたむし歯予防についてお話ししたいと思います。

むし歯の三大要因

むし歯は   歯・むし歯菌・糖質(特に砂糖)の三つがそろったときに発生します。これらをむし歯の三大要因といいます。

これらの三大要因がひとつでも欠けると、絶対にむし歯になりません。

しかし実際には、歯をなくすわけにはいきませんし、一旦口の中に入ったむし歯菌を完全に取り除くことは不可能です。糖質は生きるために必要です。

歯に残っているむし歯菌と糖質を歯みがきによって極力少なくすることが、最も現実的かつ効果的なむし歯の予防法です。

それでは、歯みがき以外のむし歯の予防法を歯・むし歯菌・糖質それぞれについてお話ししていきます。

歯の強化

歯に関しては、フッ素で歯を強化することです。生えたての幼若な歯に最も効果的ですが、成人の歯にも効果はあります。

フッ素にはむし歯の初期症状である白く濁った状態を修復し、透明に戻す作用もあります。

むし歯菌の感染予防

むし歯菌は、まず感染させないことが最も重要です。特にむし歯菌として有名なミュータンス菌は、3歳頃までに親から子に感染することがわかってきています。

前述したように、感染してしまうと取り除くことは困難なので、みがき残しを溜めないようにして菌の活動を抑えておくことが大事です。

糖質の摂取の仕方

糖質に関しては、糖分の高いものをいつまでも口の中に入れておかないことです。キャラメル、飴、クッキーなどは口の中に残りやすいので要注意です。

食べたらすぐに歯みがきするのが一番良いですが、例えばおやつと一緒に水やお茶を飲むことも効果的です。

また、代用甘味料を使った食品や飲料はむし歯のリスクを下げてくれます。

 

以上、むし歯予防について、むし歯の三大要因の観点からお話ししました。

むし歯の成り立ちについてはこちらをご覧ください。口の二大疾患①むし歯